マッチョイズムから逃げる
「女性は~」の先は男手での問題解決になる。それを拒否するると問題はないことにしたがる。
男女平等のジレンマ
日本の女性の権利は男性の恩恵として発展してきた。これは家父長制としては当然の帰結で、家長(かちょう)はその能力を女性に査定される。それができない人は甲斐性なしと言われる。
甲斐性の例として昔は三高というのがあった。
- 高学歴
- 高収入
- 高身長
高身長は肉体的に優れているという意味である。動物的本能らしく、大きい人は強く見られる。
平等は女性の負担増
甲斐性とは女性の負荷を男性が負担する仕組みである。女性が負担は育児をしているときに会社であなたの仕事の代わりをする同僚の男性である。男女平等になるとこの恩恵、すなわち特権が消える。
自立した女は男に頼らない。男は女に頼られない権利がある。
そうなるとこうなる。女性だけの職場でも
『なんで私が、結婚も出産もして家庭での幸せを手に入れた人の尻拭いをしなくちゃいけないの?私、あなたの召し使いとか母親じゃないんだよ』と怒りが沸き上がってくる。
当然この増えた仕事量(資生堂の例だと1.5倍になる)を男性は黙ってやっていた。この恩恵を受けられなくなる。
(夫が家事をしない理由はこの仕事を引き受けたいたのである。またはもっとハードに働いていた。残業100時間とかね。ちなみに男女差別のない某企業は残業100時間越えだった。ただし年収も1000万を超えていると思う。)
工夫もある。忘れがちだけど男性でも40キロは重いです。
が、しかし…。
男女平等より資本の論理
資本の論理が許さない気がする。戦いは男女の間ではなく資本家と労働者である。または利潤かな。人を増やすと利潤が減る。小分けして回数を増やすと利潤が減る。最後はロボット化。
港の荷受けあたりは人力だったが後にコンテナが導入されて一気に人が要らなくなった。だからどこでも省力化に向かうと思う。実際アマゾンの倉庫は業務の半分がロボットだったはず。
日本はまだコスト(特に電気代)が高いから置き換えはゆっくりだと思うけど。
現在コンテナの8割を中国が握っているらしい。
男女平等がもたらす格差は子供の有無
女性は子供のために収入が減る。これはアメリカの話で、収入を決める要因は子供を産んだかどうかである。反対に子供がいない女性は男性と同じキャリアと収入が得られる(体力的なものは除く)。
頼りない男は甲斐性なしと言われたが、今はみな、ほどほどに頼りない。
男女平等の負荷はどうなるかという私論。
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