貧困は結婚を遠のかせる

婚外子は結婚できないが子供がいる状況

アメリカで婚外子=シングルマザーが4割という話がある。この話は正しくない。統計上正しいが実際は貧困による結婚できないが子供がいるという状況である。

婚外子は貧困で結婚できないという現実がある。大卒以上だと婚外子は6%位でほぼ例外である。高卒だと4割を超える。これを合計すると約4割が婚外子ということになる。統計は全体を整えてしまうため見えにくくなる。

大卒の母の婚外子は6%に過ぎないのに、高卒以下の母の婚外子は44%にのぼる。ブルッキングズ研究所のイザベル・ソーヒル(シニア・フェロー)は「結婚が少ないということは所得が少なく、貧困が多いということである」と見ている。

図録▽婚外子(非嫡出子)の割合(国際比較)

 

 

日本はでき婚

日本だとできちゃった結婚があるが、全部を合わせると結構いるが年齢や学歴別だとごく一部の層で占めている。年齢で二五歳以上だと確か13%もいなかったと思う。20歳以下だと80%で20~25だと4割だったと思う。全体で2割弱。全体という尺度を取ると見えなくなる。

全体を見ると見えなくなる

大学進学率は5割だが東京に限れば7割である。東京がいかにおかしいかわかると思う。中学受験も全体だと1割を切るが東京は3割である。