戦後の正義~反戦自動思考~
戦後ある一定以上のインテリは反戦がデフォルトで入っているため、戦争を避ける選択を自動的に思考しがちである。これを筆者は戦後脳とか冷戦思考とか読んでいるがある時代は確かそれが正しかった。これ以外を言うと右翼とか軍国主義とか言われた。
橋下徹がインテリかどうかは別として弁護士として勉強した時の教科書がそのインテリが書いているものなので少なからず影響を受けているはずである。
冷戦が終わった今、現に殲滅戦争を仕掛けられているウクライナでもとんちんかんなことを言ってしまう。これは彼が天動説から地動説に変わったときの天動説側の思考である。ざっくり70年代までに生まれた人はこの手の考え方が自動的に動く。思考ではなく自動化されているのである。動物的に言えば反応である。
自動思考から生まれた結論がこれになる。
東大で入学式 来賓の河瀬直美氏 「ロシアを悪者にすることは簡単」:朝日新聞デジタル
橋下徹は右翼的だが思考のベースは戦後の左翼そのものである。
プーチンの「陰謀論」に踊らされる左派系言論人…ウクライナ「代理戦争」論の錯誤と罪悪(篠田 英朗) | マネー現代 | 講談社
戦争という外圧
あの反戦平和の馬鹿の一つ覚えと思われた共産党が右旋回している。かつて一億総玉砕から一億総懺悔と一気に変化した朝日新聞と同じである。はだしのゲンに出ていた町内会長を彷彿とさせる機を見るに敏である。
党の方針としてはいいかもしれないが(綱領と矛盾するらしい)、古くからの支持者を裏切ることになるのではないか。
共産党の志位委員長は7日、党本部での会合で、ウクライナ情勢を踏まえ、「急迫不正の主権侵害が起こった場合には、自衛隊を含めてあらゆる手段を行使して、国民の命と日本の主権を守りぬくのが党の立場だ」と述べた。他党からは、自衛隊の解消を掲げる共産党の綱領と矛盾しているとの批判が出ている。
主権侵害あれば共産・志位委員長「自衛隊を使い命と主権守る」…自民「180度違った評価だ」 : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン
[B! 共産党] 共産・志位委員長、主権侵害あれば「自衛隊使い命と主権守る」…自民「今までと180度違う」(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
憲法・平和分野では、昨年の衆院選時と比べて表現を修正し、安保関連法の「白紙撤回」は盛り込まなかった。関係者が6日、明らかにした。
河瀨直美監督の東大入学式での祝辞、国際政治学者から批判相次ぐ。「侵略戦争を悪と言えない大学なんて必要ない」 | ハフポスト NEWS