「戦争の悲惨さ→反戦」という公式が通用しない~ウクライナ紛争後の平和論~

過去の大戦と今の戦争で今を忘れる。

 

戦争を教えなかった戦後の平和教育

現実を見ない

ウクライナではロシアにより子供の誘拐が起きている。このことを知らないのか悲惨さが抜け落ちたと言っている。

戦争のイメージから「悲惨さ」が抜け落ちた 小説家・平野啓一郎さん [核といのちを考える]:朝日新聞デジタル

子供の誘拐

ウクライナからロシアへ“消えた子どもたち” 「2万人」連れ去りの実態を追跡取材 - ウクライナからの声 - NHK みんなでプラス

平和教育が敗北したウクライナ紛争

なんぜこういうことを言うのかというと簡単で、戦後の平和教育は戦争は悲惨とだけやってきたからである。別の言い方では戦争が起きる理由は全く教育されていなかった。

ギリシア人(トゥキュディデス)の考える戦争が起きる理由は「名誉・利益・恐怖」である。

トゥキュディデス - Wikipedia

 

geopolitics.hatenadiary.com

この世界の片隅にが出たときに悲惨さがないと批判された。実際は戦争の被害は斑である。

 

この世界の片隅に」について言えば、日本の戦争責任について触れていないのか、といった質問もありました。

「この世界の片隅に」片渕須直監督インタビュー

 

 

 

togetter.com

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一番悲惨だったのは満州帰りで戦後左翼=ソ連よりなため、ソ連の蛮行(今はウクライナで起きている)あまり語られなかったことと悲惨すぎて語れないことである。

ソ連の占拠 | 北方領土問題対策協会

語れない話はこちらにある

二日市保養所 - Wikipedia

ソ連よりだった理由は米ソ冷戦下で正義のソ連、悪のアメリカという構図で語られるためである。米軍基地反対や隠れ民族主義として反米があった。その対抗馬にソ連がなった。70年代までに転向した左翼はいたが実際はソ連崩壊まで続いて北朝鮮が拉致を認めた当たりでほぼ壊滅状態になったと思われる。

戦後左翼の行状は『「悪魔払い」の戦後史』に詳しい。T・K生は反韓国だが当時は軍需政権である。

 

まだあって朝鮮戦争当時どっちが先に手を出したかという問いに、左翼は南だろうという話になっていた。実際は北だった。

それを示したのがこの本である。

著者は日本共産党の機関紙赤旗の記者で平壌特派員である。後に除籍される。

 

萩原遼 - Wikipedia

 

 

平和教育の再構築は出来るか

ウクライナ戦争では戦後の平和教育の欺瞞が暴かれている。武器を捨てると殺されるという現実に高校生が何も言えなかった。あの高校生は良く出来た戦後平和の優等生である。だからこそ今の時代に滑稽として写り、なおかつ戦後の平和教育が無意味だったという証明になる。

 

日本の学生とウクライナ避難民の直接対話「武器を供給したらいつまでも戦争が終わらないと思うが?」 - Togetter

 

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第二次大戦が記憶から歴史になる令和に何を教えれば良いかが問われている。しかし戦後の平和教育は悲惨さしか教えてなかった。それに日本軍の蛮行くらいである。それは役に立たない。蛮行を教えていても今現在起きている蛮行は止まらない。

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1954年にすでに指摘されてきたこと。

ja.wikipedia.org

リベラルが戦う相手は自民党でも右翼ではなく現実である。

 

 

汝平和を望むなら戦争に備えよ