大臣の首を取れなくなったマスコミの古い技術

 

マスコミのレガシー(技術的負債)

スキャンダルが権力のバランスを崩す

かつてはボヤでも大臣の首どころか首相の首が取れた(内閣総辞職)。それが現在盤石な基板があるためびくともしない。免震構造がある(人事と政党助成金)。マスコミは過去の成功体験から脱せず古い手法にこだわりすぎてまったく進歩しなかった。

逆に政党の方は進歩していてあらゆる方法を権力を維持できるようになった。

geopolitics.hatenadiary.com

石垣から一枚岩へ

そもそも平成30年分の政治改革が政党政治の弱点を潰してしまった。自民党は派閥の寄り合い所帯で常に内部に権力闘争がある。選挙一つ見ても上州戦争や角福戦争と常に内部で戦っている。その寄り合い所帯のバランスを崩すのがスキャンダルである。スキャンダルはきっかけに過ぎず、それによってバランスが変わって首相や大臣が変わる。(消費税導入はほとんど国民が反対したけど)

今はその内部が統率できていてかつての派閥政治はなくなっている。それは平成に行われた政治改革が原因だと思われる。

安倍総理が叩かれたがきっかけは小泉総理である。小泉が制度の使い方を示した。

詳しい説明はこちらの本で。

 

簡易版

首相支配-日本政治の変貌 (中公新書)

首相支配-日本政治の変貌 (中公新書)

  • 作者:竹中 治堅
  • 発売日: 2006/05/24
  • メディア: 新書
 

なぜか皆さん読んでないのよね。(制度上の)答えが書いてあるんだけど。

詳細版

 

平成デモクラシー史 (ちくま新書)

平成デモクラシー史 (ちくま新書)

 

 

 

政策的には継続であるという話

 

安倍政権と民主党政権の知られざる継続性と、政策決定過程の「集権化」が浮かび上がる。

二つの政権交代: 政策は変わったのか

二つの政権交代: 政策は変わったのか

  • 発売日: 2017/02/14
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

メディアと自民党 (角川新書)

メディアと自民党 (角川新書)

  • 作者:西田 亮介
  • 発売日: 2015/10/24
  • メディア: 新書
 

 

 

geopolitics.hatenadiary.com